[記事公開日]2016/02/15
[最終更新日]2017/01/31
就職祝いのお礼状(書き方、例文、一筆箋の使い方)社会人の礼儀作法を学ぶ
就職、おめでとうございます。社会人として、新しい世界に飛び込んだあなた。
焦らず、慌てず、一歩、一歩、進みましょう。
1つずつ、社会人の礼儀作法を知り、学び、実践して下さいね。
先ずは就職祝いを頂いた方々に、お礼状を出しましょう。
書き方、例文、何かと便利な一筆箋(いっぴつせん)の使い方をご紹介します。
目次
社会人の礼儀作法、就職祝いお礼状は自筆で
就職祝いを頂いたら、まず、お礼の電話をしましょう。
電話は「とりあえず」お礼をしました、といった略式です。
後日、必ずお礼状を出しましょう。
就職祝いのお礼状は、あなた自身が書きましょう。
あなたの手書きですよ。
字が下手だからと心配しないで下さい。
一筆、一筆、一文字、一文字、ゆっくり落ち着いて、丁寧に書けば良いのです。
就職祝いのお礼状、一筆箋(いっぴつせん)の使い方
一筆箋は気軽に使うことができます。
日ごろ、文章を書き慣れている人でも、お礼状となるとなかなか筆がすすまない事があります。
一筆箋は、短冊形の細長い便箋です。
文字を書く範囲はB5便箋の半分もありません。
100円ショップでも入手できますのでチャレンジして下さいね。
フォーマルな順序でしたら、封書、一筆箋、はがきの順ですね。
就職祝いのお礼状、ペンのインクの色は
万年筆は慣れた方でないと難しいと思います。
ボールペン、水性ボールペンのインクは黒で書きましょう。
ブルーブラックでも良いですよ。
綺麗な色だからと、キラキラのピンク色のインクや、パステルのブルー、グリーンなどは使いません。
そのようなカジュアルな色は、デザインや雑誌の編集、店舗のチラシやポップなどの、専門の分野で使用されます。
仕事、ビジネスの場でも使いません。
お友達との手紙やメモなどに使ってくださいね。
就職祝いのお礼状、文字下手さんに秘策です
文字に自信がない方に、秘策をお教えします。
トレースしましょう。
先ず、パソコンで文章を入力します。
大きめの文字が良いですよ。
出力したら、それを一筆箋の下に敷いて、なぞって書きます。
この場合、一筆箋は無地が良いですね。
書道の練習で、お手本を習字紙の下に敷いて、そのお手本を上からなぞって書いたことはありませんか?その要領です。
お礼状には、あなたの写真を添えて下さいね。
折角お祝いを頂いたのですから、あなたの晴れ姿、記念の1枚を同封しましょう。
就職祝のお礼状、例文
目上の方には「前略」や「早々」は使いませんので注意してください。
はじめに、時候(じこう)の挨拶を書きます。
春の季節には、春にふさわしい挨拶があります。
それぞれの季節に合わせて使いますので、時候の挨拶という言葉を
覚えておいてください。
(例文 №1)3月にお礼状を出す場合、この例文では「浅春(ざんしゅん)の候」
を使いました。
拝啓 浅春の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
私は、この度、○○大学○○学部を卒業しまして、○○○○株式会社で勤務いたすこととなりました。
一日も早く仕事に慣れ、自己研鑽を重ねてまいる所存でございます。
今後とも皆様の変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
末筆ながら、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
敬具
平成○○年3月○○日
(例文 №2)4月にお礼状を出す場合、この例文では「花冷えの候」
を使いました。
拝啓 花冷えの候、皆様には風邪など召されずお過ごしでしょうか。
このたびは、私の大学卒業と就職に際しまして、温かいお心遣いを賜り、深く感謝をいたしております。
新生活に大いに役立て、大切に使わせていただきたいと存じます。
今後は、社会人としての自覚と責任を持ち、お世話になった方々のご期待に添えられるよう、
精一杯努力していきたいと思っております。
季節の変わり目、皆様にはくれぐれもご自愛ください。
末筆ながら、皆様のますますのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
敬具
平成○○年4月○日
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