[記事公開日]2016/02/27
[最終更新日]2017/01/31
土用、丑の日、うなぎの日。2016年夏の土用は大忙し。土用坊主と土用三郎。
土用は暦の雑節の1つです。1年に4回あるのですが、一般に土用というと
うなぎを食べる習慣がある、夏の土用をさします。
夏の土用は大忙しです。
土用坊主と、土用三郎、ご存知ですか?
土用、2016年はいつになるのか
土用は、暦の雑節の1つで、1年に4回あります。
立夏の前18日間を春の土用、春土用
立秋の前18日間を夏の土用、夏土用
立冬の前18日間を秋の土用、秋土用
立春の前18日間を冬の土用、冬土用
その初日を「土用の入り」「土用入り」、
終わりの日を「土用の明け」「土用明け」といいます。
2016年の土用
冬土用 1月18日(土用入り)~2月3日(土用明け)
丑の日1月20日、2月1日(太陽黄径297度)
春土用 4月16日(土用入り)~5月4日(土用明け)
丑の日4月25日(太陽黄径27度)
夏土用 7月19日(土用入り)~8月6日(土用明け)
丑の日7月30日(太陽黄径117度)
秋土用 10月20日(土用入り)~11月6日(土用明け)
丑の日10月22日、11月3日 (太陽黄径207度)
土用、夏の土用は大忙し
夏の土用は「土用干し」といって、梅雨明けと時期が重なるので、
衣類や図書、書籍の虫干しが行われてきました。
日干しや風通しをすることで、湿気を取り除き、虫を払って
また、大切に保管、保存する。
簡素な中にも規律ある、生活の一コマですね。
また夏の土用には「土用の丑」といって、うなぎを食べる習慣があります。
土用、夏の土用はうなぎの日
本来、うなぎの旬は夏ではなくて冬ですよね。
土用の丑の日は年に4回ありますが、うなぎを食べる習慣があるのは
夏の土用だけです。
理由は諸説ありますが、有名なところでは蘭学者、平賀源内による発案説です。
江戸の時代、うなぎ屋が夏場にうなぎが売れないことを平賀源内先に相談しました。
平賀源内先生は、店に「本日丑の日」と張り紙をしなさい、とアドバイス。
指示通りに貼り紙をしたうなぎ屋は大繁盛。
この時代「丑の日にちなみ、う、から始まる食べ物を食すると夏負けしない」
と言われていたのだとか。
蘭学者、平賀源内。
コピーライターとしても、抜群のセンスがあったようです。
土用、土用坊主、土用三郎、さまざまな言い伝え
土用の期間は土をいじることを禁じています。
神奈川県津久井郡青根村、現在の相模原市緑区青根の言い伝えでは
土用坊主がいるので庭の手入れや草むしりをしてはいけない、のだそうです。
夏の土用に入って3日目を土用三郎といいます。
昔、農家ではこの日の天候によって、晴れなら豊作、雨なら不作と、
豊凶を占ってきました。
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